GA4からまとめて情報を取得する方法

Google Analyticsのデータを取得するためのPythonスクリプトを作成する場合、いくつかの重要なステップが必要です。まずは、Google Analytics Reporting APIを使用するためにGoogle Cloudプラットフォームでの設定が必要です。これには、APIの有効化とサービスアカウントの作成が含まれます。その後、Pythonスクリプトを用いてデータを取得します。

ステップ1: Google Cloudプラットフォームでの設定

1. Google Cloud Console（console.cloud.google.com）にアクセスし、プロジェクトを作成します。
2. 「APIとサービス」ダッシュボードで「ライブラリ」を開き、「Google Analytics Reporting API」を検索して有効にします。
3. 「認証情報」ページで新しいサービスアカウントを作成し、JSONキーファイルをダウンロードします。このファイルはスクリプトで使用します。

ステップ2: 必要なPythonライブラリのインストール

次に、Google Analyticsデータにアクセスするために必要なPythonライブラリをインストールします。ターミナルで以下のコマンドを実行してください。

pip install google-auth google-analytics-data

ステップ3: Pythonスクリプトの作成

以下は、複数のGoogle Analyticsビューからデータを取得する基本的なPythonスクリプトの例です。このスクリプトは、各ビューから特定のメトリクスを取得します。

from google.oauth2 import service_account
from google.analytics.data_v1 import BetaAnalyticsDataClient
from google.analytics.data_v1.types import RunReportRequest

# サービスアカウントキーファイルへのパス
key_path = "path/to/your/service_account.json"

# 認証情報の設定
credentials = service_account.Credentials.from_service_account_file(
    key_path, scopes=["https://www.googleapis.com/auth/analytics.readonly"]
)

# Google Analyticsクライアントの初期化
client = BetaAnalyticsDataClient(credentials=credentials)

# 取得したいGoogle AnalyticsのビューIDリスト
view_ids = ["YOUR_VIEW_ID_1", "YOUR_VIEW_ID_2", "YOUR_VIEW_ID_3"]

# 各ビューからのデータ取得
for view_id in view_ids:
    # レポートリクエストの作成
    request = RunReportRequest(
        property=f"properties/{view_id}",
        dimensions=[{"name": "date"}],
        metrics=[{"name": "activeUsers"}],
        date_ranges=[{"start_date": "2022-01-01", "end_date": "2022-01-31"}]
    )

    # レポートの実行
    response = client.run_report(request=request)

    # 結果の出力
    print(f"View ID: {view_id}")
    for row in response.rows:
        print(f"Date: {row.dimension_values[0].value}, Active Users: {row.metric_values[0].value}")
    print("\n")

このスクリプトは、指定された各ビューIDについて、特定の期間のアクティブユーザー数を取得します。スクリプトを実行する前に、YOUR_VIEW_ID_1, YOUR_VIEW_ID_2, YOUR_VIEW_ID_3を実際のビューIDに置き換え、path/to/your/service_account.jsonをダウンロードしたサービスアカウントキーファイルのパスに置き換えてください。

注意:

• APIの利用制限とクォータを確認し、適切なエラーハンドリングを行ってください。
• サービスアカウントキーのセキュリティに注意し、不要な共有を避けてください。
• スクリプトを実行する前に、必要なライブラリがインストールされていることを確認してください。